愛媛県新居浜市にある総合住宅展示場「ホービス新居浜」

ホービス新居浜 住まいと暮らしのクリエイティブプラザ

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営業時間 10:00~17:00

HOW TO 家づくり

HOVIS 5COLORS vol.1
Vol.12 工場品質編 最新の住まいは工場で造られる!

日本を代表するハウスメーカーが出展するホービス新居浜。一言で「ハウスメーカー」と言っても各社の特徴や工務店との違いをすぐに思い浮かべられる方は多くないかもしれません。そこで、シリーズでハウスメーカーの魅力について紹介します。

上位19社のハウスメーカーが国内の新築戸建て1/4を建設

 「ハウスメーカー」(※以後、メーカー)という言葉に明確な定義はありませんが、敢えて言うのであれば住まいを商品化・規格化し、建築資材の一部を自社工場などで生産して全国的な事業展開をしている企業です。少し古いデータになりますが2016年度のメーカー(ホービス新居浜に出展している5社を含む大手9社、準大手10社)の全国の低層住宅着工数に占める割合は25%を超え、4軒に1軒がメーカーで建てられたことになります。減少傾向にあるとはいえ全国の工務店の数が5万件を超えていることを考えると、市場からいかにメーカーが支持されているかが理解できるかと思います。
 メーカーが支持される理由はどこにあるのでしょうか? デザイン性や耐震性、断熱性、環境性能、高い資産性、保証面の充実など支持される理由はいくつか考えられますが、今回は特に住まいの建築方法に着目します。

住まいの安定性につながる工場生産

 住まいづくりと聞くと、大勢の職人さんの手によってつくる昔ながらの光景を思い浮かべる方がいるかもしれません。しかし、メーカー各社は自社工場を構え、建築資材を生産。なかには住宅の骨組みにあたる構造躯体の組み立てや、内装・外壁・窓に至るまで工場で生産しているメーカーも存在します。では、このように住まいを工場で生産するメリットはどこにあるのでしょうか?
 まず、最初に注目したいのが、商品の安定性です。現在の住まいは断熱性や気密性、耐震性などの性能面が重視されています。柱や壁など住まいを構成する資材が有機的に作用しています。もしも、壁一枚、柱一本にでも欠陥があると本来の性能を発揮できない可能性があります。人の手を介するとどうしてもミスが発生してしまうもの。組み立てる人の技術レベルに関係なく、機械やロボットで生産すれば商品の均一化が図られます。さらに多くの「人」が関わると、どうしても個人の経験や技量に左右されがちになり、設計図通りに進まない可能性も出てきます。そこで、多くの工程をコンピュータで管理することで、難しい設計も図面通りに再現が可能となります。さらに、生産ラインでは二重、三重のチェック体制が整備され、その品質をより確かなものとしています。
 二点目として工期が短い点が挙げられます。例えば、ボックス型のユニット構造の住まいであれば、工場である程度まで組み立てをし、現場では数日で棟上げまでを行うこともあります。その結果、天候に左右されることが少なく、例えば、建築中の住宅の内部が雨で濡れてしまうといったリスクが軽減できます。工期が短くなれば当然人件費も圧縮でき、より高い性能を発揮するための付帯設備や内装などに力を入れることができます。

最新の研究と多くのナレッジを生かし、より良い住まいへ

 三つ目のメリットとしてマーケティングの側面が挙げられます。工場生産となると、商品を生産する前に設備への投資が必要となります。メーカーはお客さまの好みや時代のトレンド、最新のテクノロジー、建設コストなど、さまざまな側面からお客さまに喜ばれる、より最適な答えを見いだし商品化し設備投資を図ります。
 そこには、各メーカーの研究と経験が結集されているといえるでしょう。そして、手掛けた住まいに対し全国のお客さまからフィードバックを得て、商品の改良や新たな開発につなげる。規格化された住まいだけにナレッジは蓄積しやすく、PDCAサイクルを回すことで改良も進む。こうしたグッドサイクルが展開されているのです。
 ただ「規格化・均一化」という言葉だけ聞くと、ご家族の意向や個性を住まいづくりに反映できないのではないかと心配される方がいるかもしれません。各メーカーでは数十種類以上のサイズバリエーションを組み合わせて住まいの枠組みを構築したり、一棟単位のオーダーメイドで工場生産するなど、自由な住まいづくりにも力を入れています。
 時代は平成から令和へ。新しい時代を迎えるにあたり、「今年こそマイホーム」をと考えられている方も多いかもしれません。大型連休にはぜひ、ホービス新居浜を訪ねられて、各メーカーの住まいづくりに触れられてはいかがでしょうか?