なぜ、大手メーカーの住宅は資産価値が高いのでしょうか?
たとえば、不動産情報誌を読んでいると、大手メーカーの中古住宅は他の住宅より価格が高くなっているケースを見かけませんか?
なぜ、大手メーカーの住宅は資産価値が高いのでしょうか?
標準化された生産方法で高品質
一般的な「家づくり」というと、棟梁の指揮のもと、多くの大工さんが現場で一から作業をして、時間をかけて造りあげるというイメージを抱く方が多いかもしれませんが、現在は、多くのメーカーがほとんどの部材を工場でつくり、現場で組み上げるだけです。全ての工程の8割以上を工場でつくる住宅メーカーも存在するほどで、機械による工場生産のため、品質が均一で、不良品の発生も少なく、完成後の不具合も抑えることができます。また、現場での作業を極力少なくし、効率的に建築できるため、無駄なコストが発生せず、コストパフォーマンスの高い家づくりが可能となります。
今後、予想される大地震を想定した優れた耐震性
- 2011年の東日本大震災や昨年発生した熊本地震から、住宅の耐震性に関心を持っている方も多いでしょう。 また、四国ではマグニチュード8~9クラスの南海トラフ巨大地震が、今後30年の間に60~70%の確率で発生すると予期され、耐震性は住宅を建てるうえで、最も考慮すべき要素の一つといえます。
- 住宅の性能を示す指標に「住宅性能表示」があります。この住宅性能表示の「耐震等級」で、ホービス新居浜に出展するメーカーの多くが最高等級の「3」を達成しています。
- 実は、耐震性を高めるにはいくつかの方法があります。柱や基盤などを強固にして、揺れに対抗する「耐震」。 建物内にダンパーなどの振動軽減装置を入れ、地震のエネルギーを吸収する「制振」。地面と建物の間に免震装置を設置して、地面から建物にエネルギーを伝えない「免震」。 各メーカーは研究機関で、この3つの視点から地震対策の研究を重ねています。
世紀を超えて受け継がれる耐久性
- 先ほど紹介した「住宅性能表示」とともに、最近よく聞かれるキーワードが「長期優良住宅」です。 これは、柱などの躯体が少なくとも100年以上持つように劣化対策を施した住宅で、そのほかにも耐震性や省エネルギー対策など多くの項目をクリアし、必要な維持保全計画を策定した上で、国が定める認定機関で認証される資格です。 ホービス新居浜に出展する多くのメーカーが認証を受けています。
- この長期優良住宅の審査項目の一つに「可変性」があります。 これは家族の人数の増減や各ライフスタイルなどによる間取りの変更のしやすさを評価したものです。 今、顕在化しているニーズだけではなく、数世代先の住みやすさまで考えるメーカーの企業スタンスが垣間見えます。
「もしも」のときのためのメンテナンス・保証体制
- 新築住宅に関しては、新築後の10年間になんらかの瑕疵が見つかった場合に、責任を負わなければならない「瑕疵保証」が法律で定められています。 ただ、大手メーカーではその期間を超えて保証期間を設けています。 例えばミサワホームは、構造躯体では30年、防水では15年の保証を設定。さらに10年ごとに有償点検をすれば60年まで保証期間を延長することもできます。 また、住友林業では30年の最長保証期間中、無償で点検を実施します。
- 保証期間の長さや点検の回数、点検の有償・無償は各社によって異なるので、ぜひ、ホービス新居浜でスタッフに尋ねてみましょう。
- また、大手メーカーの多くが参加する「スムストック(優良ストック住宅推進協議会)」という組織があります。 これは、住宅履歴の保有や長期のメンテナンスプログラム実施など、一定の基準をクリアした住宅を、建物の価値に合わせて買い取る仕組みです、 これまでは、良い状態の住宅でも築20~25年たつと建物の価値がゼロになっていた中古住宅が、建物本来の価値で評価されます。